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歌をしるべに ~短歌で綴る迷い道~

迷い道に入り込み右往左往する軌跡とか、痛みとか、時々は宝物も。

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ワルイコト

【正しさが正答でないときもある夜中にカップラーメン啜る】

社会的な規範に基づいた「正しさ」とは対極にある「正しさ」。
自己肯定感を失っては生きてゆくのが苦しくなる。

(NHK短歌 5月号 題「短」 栗木京子氏 選 佳作)
 

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解放

【真空のパックを切れば味噌漬けの鰆がふぅとため息をつく】

本当に「ふぅ」って言った。
これから焼かれて食べられるのに安堵したように聞こえた。

(2019.4.17 神戸新聞読者文芸 尾崎まゆみ氏 選)
 

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NHK短歌で紹介していただいた歌

昨日放送のNHK短歌、録画で先ほど確認しました。佐佐木頼綱先生、放送をご覧になってくださった皆様、本当にありがとうございます。
え?見逃した?大丈夫です、再放送があります(笑)

【NHK短歌】
NHK Eテレ
再放送 4月16日(火)午後3時~午後3時25分

http://www4.nhk.or.jp/nhktanka/

さて、今回投稿したのはこんな歌でした。テーマは「父」。

【おめでとう君の生まれた日もこんなまっさらな空でした父より】

20190415190954ce6.jpeg
(NHK短歌HPより)

番組内では選者の先生にコメントをいただけるのですが、「結句でメールだと種明かしをしている構造の歌。現代の賀の歌として良いと思った」という解説と評をいただきました。
また、司会の星野真里さんが「いつか自分の娘にもこんなメールを送る日が来るのかと思うとグッときた」という感想とともに一席の札をあげて下さいました♪
そういえば投稿者のエピソードから出演者が短歌を作るコーナーでも、お父様からのメールが主題になっていました。「父」と「メール」って親和性が高いのでは、と思います。男親は口下手だったり寡黙だったりで、唯一のコミュニケーション手段がメール、というイメージ、湧きやすくありませんか?

なので、自分の歌をあえて批判すると、ありきたりな視点だと思うし、逆に「父」ではなくて「母」や「兄」でも成り立つのでは、と言われる可能性はあるな、とも思います。
でも私にとってこの歌はやはり「父」が必然でした。「メール」と親和性の高い口下手な「父」が子の生まれた日もちょうどこんな天気だったなあ、なんていう少しセンチメンタルというかノスタルジックというか、そんなお祝いの言葉を送ってきた意外性を表現したかったのです(と、自解を必要とするようじゃ歌としては力不足なわけですが^^;)。

ところで、とことん種明かしをすると実はこの歌、半分は実景、半分はフィクションなんです!
両親と私の関係は元々ドライな方で、離れて暮らすようになってその乾き具合はますます増幅されています(笑)
お互い誕生日に何かをするということもないのですが、何年か前の私の誕生日に母から「いい天気ね。お父さんが『そういえばあいつが生まれた日もこんな天気やったなぁ』なんてしんみりしてる。私は全然覚えてないわ」という内容のメールが来ました。私、ちょっと泣きました。父は特に口下手とか寡黙とかいうことはないのですが、叙情的なところの一切ない人だと思っていたので。少なくとも私にはそういう感情はほとんど見せない人です。
数年前、私は自分の誕生日に一生忘れ得ないとても辛い経験をしました。その日も目に痛いほどの青空でした。それ以降、誕生日の晴天は私にとっては少し辛いものになってしまった(なぜか誕生日はいつも良いお天気なんです)こともあり、父の言葉と母のメールが特に響いたんだと思います。たぶんこの先も誕生日が晴れるたびにこの歌を思い出すでしょう。

というわけで、そこそこ思い入れのある歌を番組で紹介していただくことができ、また宝物が増えました。本当に嬉しくありがたく思います。色々な巡り合わせがあったからこその幸せに感謝、です^^

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NHK短歌に出ます(久々)

明後日4月14日(日)、本当に久しぶりに歌を番組内で紹介していただくことになりました。
2018年度は佳作秀歌止まりで入選叶わず、2019年度に代わった途端の朗報。ありがたや。
四回目となる今回は佐佐木頼綱氏の選でテーマは「父」です。

NHK短歌の場合、入選すると電話がかかってくるのですが、今回は何だかタイミングが合わなくて電話を取ることができず、謎の不在着信が10日間の間に3本も入っていました…。NHK短歌の担当の方、申し訳ございません(汗)
本放送は日曜の早朝、再放送は火曜の午後三時、というハードルの高い放送時間帯なのですが、ご都合が許せば是非ご覧になっていただきたく思います!
私はというと、この日は出先なのでリアルタイムでは見られないのですが^^;

ところで、NHK短歌への投稿はこの入選を最後に終えることにしました。少し前から「次に入選したらおしまい」と考えていたのですが、その「次」がなかなか来なかったんです(笑)
ようやく選んでいただけたので、どちらかと言えば入学シーズンではありますが、晴れて卒業できます。
そんなわけで最後のテレビ出演になります(歌だけですが)。どうぞよろしく。

【NHK短歌】
NHK Eテレ
4月14日(日)午前6時~午前6時25分
(再放送 4月16日(火)午後3時~午後3時25分)

http://www4.nhk.or.jp/nhktanka/
 

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ピカピカの一年生

【純白というのは多分この色だ硬い学ランから覗くシャツ】

この時期の真新しい制服は本当に清々しい。
黒と白のコントラストがとても眩しい。 

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今年も変わらず

【やわらかな言葉で編んだ花便り届けたいのはやっぱりあなた】

美しいものを見ると誰かに伝えたくて。 
思い浮かぶ顔はいつも同じなのだけれど。


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(Instagramやってます→https://www.instagram.com/shinka_mt/?hl=ja

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桜色の空

【花びらを透かした色はいま君が見る空よりもきっと明るい】

桜の花びらはとても繊細な薄紙のように柔らかくて。
今この瞬間だけの特別な空。


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季節を洗う

【冬物を一枚洗うたび風が春の匂いで乾かしてゆく】

厚手のものを洗うのは大変だけど冬の重たさを一掃できる気がして好き。
温かく体を包んでくれた冬物たちに、ありがとう。
 

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自縛からの

【諦めを卒業などと言ってみる胸から鳩が羽ばたいてゆく】

縛り付けているのは結局自分だった。
もう解放してあげてもいい頃だろう。 

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甘い自己主張

【ほら私いい香りでしょ屈託のないフリージア鼻をくすぐる】

無邪気なまでに甘い芳香を放ち続ける花。
清楚な見た目も相まって、なかなか手ごわい相手だと思う。

 

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膝を抱えて

【淋しさを飲み込んだまま吹くあてもない春風を窓際で待つ】

風が運んでくるメッセージ。
いつか吹くかもしれないとずっと待っている。


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陽気に誘われて

【短めのスカートを履く春風に乗り遅れないようにするため】

まだ薄ら寒いような気もするけれど。
春色をまとって足元も軽やかに。

(NHK短歌 4月号 題「短」 栗木京子氏 選 佳作)
 

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こんにちはとさようなら

【ハイリスクハイリターンの公式に出会いと別れ当てはめる春】

春に限ったことではないが、出会いの喜びが大きければ別れの悲しみもまた大きい。
陰陽は常に表裏一体だ。

 

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花も人も命あれば

【出会いとはやがて散る日のやってくる花開いた日いつかは君も】

花が咲く嬉しさと散る寂しさと。
儚いからこそ価値があるのだろう。

(2019.3.6 神戸新聞読者文芸 尾崎まゆみ氏 選)

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(Instagramやってます→https://www.instagram.com/shinka_mt/?hl=ja


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恥じらいながら

【春風の愛撫で花が開く時ふるるふるるとみずがこぼれる】

いちばん好きな梅の花が咲く季節がやってきた。
咲きたての花は瑞々しくて初々しくて、それでいて艶やかで。


#短詩の風 2019


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お茶にしましょう

【沸点を過ぎた薬缶がまだ浅い春の夜中にしずしず冷める】

どうにもイライラが収まらず。
適温まで下げた湯で淹れた旨いお茶は鎮静効果抜群である。


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表彰式と新聞歌壇 そしてこれからのこと

 先日いただいた年間賞(記事はこちら)の表彰式に出席してきました。盾なんて頂くのは生まれて初めて!

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神戸新聞の文芸欄は、俳句・詩・短歌・川柳・小説・エッセー・ショートエッセーの部門があり、各部門ごとに表彰されるので、当日は私を含めて7人の受賞者が出席しました。
とてもアットホームで和気藹々とした雰囲気の素敵な表彰式でした。それなりに緊張して臨んだのですが全くの杞憂(笑)
受賞者同士、また選者の先生方との交流も楽しく、あっと言う間に時間が過ぎました。

さて、短歌の選者はここでもよくご紹介させていただいている尾崎まゆみ先生
Twitter上でもやり取りさせていただいていたのですが、ずっとずっとお会いしたくて、ようやくその願いが叶いました。おまけに先生を独り占めできるチャンスなんて、そうそうあるわけもなく。もう、とっぷりとお話を伺うことができました。
最後には二人で記念写真も。これは宝物にします!(なので非公開) 先生には珍しい(らしい)素敵な和装がよくお似合いでした。

神戸新聞に投稿を始めてから気付かないうちに早や四年が経っておりました。その間、尾崎先生は私の成長をご覧になっていてくださったそうです(「最初は上手じゃなかった」というコメントもいただきました(笑))。
自分では、毎月山のように届く投稿ハガキの中の一枚に過ぎない、と思っていたので、これは何よりも嬉しいお言葉でした。
そして、「もうこれだけは伝えたいと思うことがあって、今日は絶対お会いしなきゃと思っていたのよ!」なんて、これまた嬉しいことを仰ってくださり、色々と教えていただくこともできました。
朗らかで気さくな先生はとてもチャーミングなお人柄で、これまでも憧れの方でしたが更に大ファンになりました♪

今回の受賞は、地方紙の文芸欄という「場」について考える良い機会にもなりました。
神戸新聞について言えば、各種文芸の投稿作品を読むことができるという魅力が大きいと思います。逆に言えば、自分の作品も短歌を嗜む以外の文芸愛好家の方に読んでいただけるということ。実際、表彰式でお会いした受賞者の方の中には、私の他の作品も読んで感想を仰って下さる方もいらっしゃいました。
かねがね、新聞歌壇という場は、短歌という狭い枠を超えた読者の目に触れるチャンスのある場だとは思っていました。「見たよ!」と言って身内から電話がかかってきたりするところを見ると、少数かもしれませんが一般の読者の方が目を通す機会もあるわけです。
作品の投稿先は色々ありますが、たとえば短歌の総合誌などだと、短歌を嗜む以外の方の目に触れることはありません。なのでそれだけだと少しつまらないな、と私は思うのです。
地方紙、ということで、全国紙にはない、慣れ親しんだ地元の風を感じることができるのも魅力のひとつです。
今回、これらのことを痛感し、また、文芸欄に投稿している方々の熱意や想いに実際に触れる機会を得たことで、これからも大切にしたい「場」だと改めて実感しました。

今日は節分、このブログを始めてから丸四年になる日です。1460日、1460首、我ながら、よくここまで毎日続いたなあと思います。
短歌を作り始めた頃の私は、色々な問題を抱えていました。鬱々とした思いを吐き出すためにいくらでも歌を作ることができました。いちばん短歌に救われたのはこの頃ではないかと思います。
そこから2~3年は色々と不安定な状況が続き、また短歌ともどう向き合うかもがく毎日で、短歌を生み出す苦しさを覚えたのもこの頃です。
最近はと言いますと、良くも悪くもプライベート面では安定飛行に入った感があり、半年前頃からはとにかく言葉が出なくなりました。思うに、元々そんなに言葉の引き出しが多くない私がアウトプットばかりを続けてついに在庫がカラになったのだと思います(笑)
というわけで、丸四年を区切りに、毎日短歌をブログにアップするのをやめると決めていました。
短歌をやめるわけではなく、今日からはインプットに軸を置くことにします。各所への投稿は続けますし、ここにも不定期に短歌をアップする予定です。フォト短歌も気が向けば少しずつ復活しようかなと思っています。
GWには少し私には荷が重い(笑)短歌のイベントもある予定なので、その模様もお知らせしたいと思います。

一旦は区切りとなりますが、今後も引き続きよろしくお願いいたします! 

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消えない足跡

【肩書は「初めての人」揺るぎない地位を約束されている人】

何事にも「初めて」があり、それに関わった人は良くも悪くも印象深い。
これまでの人生、誰の、どんな「初めて」になったのだろうか。


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融け出してしまうもの

【永久の凍土が嘘であるように封印をしたはずの気持ちは】

忘れてしまおうとした感情や想い出。
言葉に触れると簡単に蘇ってしまう。


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左腕を差し出しながら

【ゴム管が縛った青い管からはシリンジに向け迸る赤】

言うなれば三本の管の競演である採血をじっと見つめる。
血はたしかに赤いのに皮膚を通すとなぜ青っぽく見えるのだろう。
 

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名残か恨みか

【ちくちくと首を苛むさっきまで私の一部だった毛髪】

ショートヘアなので、髪を切るととても細かい切りくずが出る。
下着にまで入り込んで私を責め続ける。


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新たな命で完結したもの

【支え合う同胞となれ今日からは五芒星(ペンタグラム)を描くが如く】

身近な人に五番目の子どもが誕生した。
新しい命を取り巻く世界ががらりと変わる感覚。そう、私でさえも。



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与え合うということ

【分かち合うものを失くしてゆきやがて二人は袂分かつのでしょう】

人間関係というのは、お互いが持つものを共有することで成立する。
分け合うものがなくなったとき、その関係は終わるしかなくなるのだろう。


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まあまあのフィット感

【既製品の靴に足が馴染んでくあなたの癖ももうわかってる】

パズルのピースのようにぴったりとはまる関係なんて、そうそうない。
どこか違和感があるけれどある部分はぴったりくるし、馴染めばそこそこ、ぐらいの感覚。


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冬を言い訳に

【握った手まるごと君のポケットに無理やりぎゅっと突っ込まれたい】

なんていうのも冬だからこその醍醐味。
この辺りは暖冬の今年も、今日は冷える。


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後方支援

【道半ばひと足先に山を下り麓で祈り捧げています】

自分の果たせなかった想いをあなたには叶えてほしくて。
その願いを叶えるお手伝いをできることが、今は私の喜び。


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かくありたい

【渋柿が甘みを増してゆくように枯れてゆきたい冬に向かって】

干し柿がとても好き。
この先のことを考える機会が増えてきたが、こんな風に年齢を重ねてみたい。

(神戸新聞『読者文芸』1/21 尾崎まゆみ氏 特選)


今年最初の投稿が特選とは幸先が良くて嬉しいです!
いつも丁寧に読んでいただき、本当にありがとうございます。 

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庇護のもとに

【心身を2mgの錠剤に守られながら生きてゆきます】

苦痛が増してしまったので、薬を倍量に戻すことに。
減薬は叶わなかったが、気長に行くしかない。
 

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生命線

【何よりも尊く光るその白さ痛みの中で飲み下す粒】

痛みに苛まれる中で見るあの白さは本当に神々しい。
唯一、私を救ってくれるもの。 

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甘さへの未練

【アーモンドチョコの空き箱捨てる前もう一度だけ香りに触れる】

チョコレートの箱はなぜあんなにいい匂いがするのだろう。
ゴミ箱に放り込む前に必ずくんくんと嗅いでしまう癖がある。

(NHK短歌 2月号 栗木京子氏 選「箱」 佳作) 

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