FC2ブログ

歌をしるべに ~短歌で綴る迷い道~

迷い道に入り込み右往左往する軌跡とか、痛みとか、時々は宝物も。

ご訪問ありがとうございます! 自己紹介・ブログの説明は こちら

こんにちはとさようなら

【ハイリスクハイリターンの公式に出会いと別れ当てはめる春】

春に限ったことではないが、出会いの喜びが大きければ別れの悲しみもまた大きい。
陰陽は常に表裏一体だ。

 

スポンサーサイト

このページのトップへ

花も人も命あれば

【出会いとはやがて散る日のやってくる花開いた日いつかは君も】

花が咲く嬉しさと散る寂しさと。
儚いからこそ価値があるのだろう。

(2019.3.6 神戸新聞読者文芸 尾崎まゆみ氏 選)

IMG_8653.jpg
 

このページのトップへ

恥じらいながら

【春風の愛撫で花が開く時ふるるふるるとみずがこぼれる】

いちばん好きな梅の花が咲く季節がやってきた。
咲きたての花は瑞々しくて初々しくて、それでいて艶やかで。


#短詩の風 2019


IMG_8650.jpg  


このページのトップへ

お茶にしましょう

【沸点を過ぎた薬缶がまだ浅い春の夜中にしずしず冷める】

どうにもイライラが収まらず。
適温まで下げた湯で淹れた旨いお茶は鎮静効果抜群である。


このページのトップへ

表彰式と新聞歌壇 そしてこれからのこと

 先日いただいた年間賞(記事はこちら)の表彰式に出席してきました。盾なんて頂くのは生まれて初めて!

IMG_8604.jpg

神戸新聞の文芸欄は、俳句・詩・短歌・川柳・小説・エッセー・ショートエッセーの部門があり、各部門ごとに表彰されるので、当日は私を含めて7人の受賞者が出席しました。
とてもアットホームで和気藹々とした雰囲気の素敵な表彰式でした。それなりに緊張して臨んだのですが全くの杞憂(笑)
受賞者同士、また選者の先生方との交流も楽しく、あっと言う間に時間が過ぎました。

さて、短歌の選者はここでもよくご紹介させていただいている尾崎まゆみ先生
Twitter上でもやり取りさせていただいていたのですが、ずっとずっとお会いしたくて、ようやくその願いが叶いました。おまけに先生を独り占めできるチャンスなんて、そうそうあるわけもなく。もう、とっぷりとお話を伺うことができました。
最後には二人で記念写真も。これは宝物にします!(なので非公開) 先生には珍しい(らしい)素敵な和装がよくお似合いでした。

神戸新聞に投稿を始めてから気付かないうちに早や四年が経っておりました。その間、尾崎先生は私の成長をご覧になっていてくださったそうです(「最初は上手じゃなかった」というコメントもいただきました(笑))。
自分では、毎月山のように届く投稿ハガキの中の一枚に過ぎない、と思っていたので、これは何よりも嬉しいお言葉でした。
そして、「もうこれだけは伝えたいと思うことがあって、今日は絶対お会いしなきゃと思っていたのよ!」なんて、これまた嬉しいことを仰ってくださり、色々と教えていただくこともできました。
朗らかで気さくな先生はとてもチャーミングなお人柄で、これまでも憧れの方でしたが更に大ファンになりました♪

今回の受賞は、地方紙の文芸欄という「場」について考える良い機会にもなりました。
神戸新聞について言えば、各種文芸の投稿作品を読むことができるという魅力が大きいと思います。逆に言えば、自分の作品も短歌を嗜む以外の文芸愛好家の方に読んでいただけるということ。実際、表彰式でお会いした受賞者の方の中には、私の他の作品も読んで感想を仰って下さる方もいらっしゃいました。
かねがね、新聞歌壇という場は、短歌という狭い枠を超えた読者の目に触れるチャンスのある場だとは思っていました。「見たよ!」と言って身内から電話がかかってきたりするところを見ると、少数かもしれませんが一般の読者の方が目を通す機会もあるわけです。
作品の投稿先は色々ありますが、たとえば短歌の総合誌などだと、短歌を嗜む以外の方の目に触れることはありません。なのでそれだけだと少しつまらないな、と私は思うのです。
地方紙、ということで、全国紙にはない、慣れ親しんだ地元の風を感じることができるのも魅力のひとつです。
今回、これらのことを痛感し、また、文芸欄に投稿している方々の熱意や想いに実際に触れる機会を得たことで、これからも大切にしたい「場」だと改めて実感しました。

今日は節分、このブログを始めてから丸四年になる日です。1460日、1460首、我ながら、よくここまで毎日続いたなあと思います。
短歌を作り始めた頃の私は、色々な問題を抱えていました。鬱々とした思いを吐き出すためにいくらでも歌を作ることができました。いちばん短歌に救われたのはこの頃ではないかと思います。
そこから2~3年は色々と不安定な状況が続き、また短歌ともどう向き合うかもがく毎日で、短歌を生み出す苦しさを覚えたのもこの頃です。
最近はと言いますと、良くも悪くもプライベート面では安定飛行に入った感があり、半年前頃からはとにかく言葉が出なくなりました。思うに、元々そんなに言葉の引き出しが多くない私がアウトプットばかりを続けてついに在庫がカラになったのだと思います(笑)
というわけで、丸四年を区切りに、毎日短歌をブログにアップするのをやめると決めていました。
短歌をやめるわけではなく、今日からはインプットに軸を置くことにします。各所への投稿は続けますし、ここにも不定期に短歌をアップする予定です。フォト短歌も気が向けば少しずつ復活しようかなと思っています。
GWには少し私には荷が重い(笑)短歌のイベントもある予定なので、その模様もお知らせしたいと思います。

一旦は区切りとなりますが、今後も引き続きよろしくお願いいたします! 

続きを読む

このページのトップへ

消えない足跡

【肩書は「初めての人」揺るぎない地位を約束されている人】

何事にも「初めて」があり、それに関わった人は良くも悪くも印象深い。
これまでの人生、誰の、どんな「初めて」になったのだろうか。


このページのトップへ

融け出してしまうもの

【永久の凍土が嘘であるように封印をしたはずの気持ちは】

忘れてしまおうとした感情や想い出。
言葉に触れると簡単に蘇ってしまう。


このページのトップへ

左腕を差し出しながら

【ゴム管が縛った青い管からはシリンジに向け迸る赤】

言うなれば三本の管の競演である採血をじっと見つめる。
血はたしかに赤いのに皮膚を通すとなぜ青っぽく見えるのだろう。
 

このページのトップへ

名残か恨みか

【ちくちくと首を苛むさっきまで私の一部だった毛髪】

ショートヘアなので、髪を切るととても細かい切りくずが出る。
下着にまで入り込んで私を責め続ける。


このページのトップへ

新たな命で完結したもの

【支え合う同胞となれ今日からは五芒星(ペンタグラム)を描くが如く】

身近な人に五番目の子どもが誕生した。
新しい命を取り巻く世界ががらりと変わる感覚。そう、私でさえも。



このページのトップへ

与え合うということ

【分かち合うものを失くしてゆきやがて二人は袂分かつのでしょう】

人間関係というのは、お互いが持つものを共有することで成立する。
分け合うものがなくなったとき、その関係は終わるしかなくなるのだろう。


このページのトップへ

まあまあのフィット感

【既製品の靴に足が馴染んでくあなたの癖ももうわかってる】

パズルのピースのようにぴったりとはまる関係なんて、そうそうない。
どこか違和感があるけれどある部分はぴったりくるし、馴染めばそこそこ、ぐらいの感覚。


このページのトップへ

冬を言い訳に

【握った手まるごと君のポケットに無理やりぎゅっと突っ込まれたい】

なんていうのも冬だからこその醍醐味。
この辺りは暖冬の今年も、今日は冷える。


このページのトップへ

後方支援

【道半ばひと足先に山を下り麓で祈り捧げています】

自分の果たせなかった想いをあなたには叶えてほしくて。
その願いを叶えるお手伝いをできることが、今は私の喜び。


このページのトップへ

かくありたい

【渋柿が甘みを増してゆくように枯れてゆきたい冬に向かって】

干し柿がとても好き。
この先のことを考える機会が増えてきたが、こんな風に年齢を重ねてみたい。

(神戸新聞『読者文芸』1/21 尾崎まゆみ氏 特選)


今年最初の投稿が特選とは幸先が良くて嬉しいです!
いつも丁寧に読んでいただき、本当にありがとうございます。 

20190121170521646.jpeg

このページのトップへ

庇護のもとに

【心身を2mgの錠剤に守られながら生きてゆきます】

苦痛が増してしまったので、薬を倍量に戻すことに。
減薬は叶わなかったが、気長に行くしかない。
 

このページのトップへ

生命線

【何よりも尊く光るその白さ痛みの中で飲み下す粒】

痛みに苛まれる中で見るあの白さは本当に神々しい。
唯一、私を救ってくれるもの。 

このページのトップへ

甘さへの未練

【アーモンドチョコの空き箱捨てる前もう一度だけ香りに触れる】

チョコレートの箱はなぜあんなにいい匂いがするのだろう。
ゴミ箱に放り込む前に必ずくんくんと嗅いでしまう癖がある。

(NHK短歌 2月号 栗木京子氏 選「箱」 佳作) 

このページのトップへ

どろりと温かな

 【心まで冷えきっている冬の夜濃い粕汁でひとりを埋める】

粕汁は酔っぱらうぐらいにこってりと濃いのが好き。
落ちこむことがあってもお腹が温まると、ちょっと上がる。

(NHK短歌 2月号 真中朋久氏 選「濃」 佳作)

このページのトップへ

ぼさぼさ頭で

【すっぴんにパジャマで君と向かい合い一緒にうどん啜れば無敵】

本当の信頼関係は、無防備な姿をお互いに見せられる、これに尽きるだろう。
こういう時は蕎麦よりうどん。

(NHK短歌 2月号 東直子氏 選「衣服」 佳作秀歌)
 

このページのトップへ

光の恵み

【営みの光の帯がどこまでも途切れぬ奇跡続きますよう】

地上300mからの眺望。
煌々と光が灯ることの有難さに思いを馳せる。




このページのトップへ

二十四年の街

【花時計さえも形を変えてゆく二十四年を経た神戸にて】

幼い頃から親しみ、震災時にも3ヶ月後には再び動き出した神戸のシンボル、花時計が移転。
あの日から二十四年、街は少しずつ姿かたちを変えて生き延びてきた。


このページのトップへ

お帰り

【もう二度と逢えないかもと思ってた思い出だけをチャージしたまま】

出先で落としてしまったICOCA。
無事に拾われ手許に戻ってきた。感謝。

※クイックチャージというクレジットカードと紐付けされた機能を持つカードだったので冷や汗ものでした^^;



このページのトップへ

今日はお休み

【ふかぶかと雲の敷き詰められた空お天道様も寝心地良かろ】

久々の曇天は脱脂綿を何枚も重ねたような空。
今日はお日様もふかふかの布団でお昼寝。


このページのトップへ

永遠の課題

【聞き分けが良くなることや狡くなることだけじゃない大人ってのは】

倍以上の歳を重ねても尚、大人とは何なのか上手く説明できないけれど。
今日の節目に心から。成人おめでとう。

このページのトップへ

もう失くしてしまったもの

【変わらずに隣に居ても過去形になってしまったものだってある】

変わらないように見えて変わってゆくもの。
それが成長とか熟成とかいうものなのかもしれない。

このページのトップへ

たけくらべ

【団栗を背比べさせたがるのは地球の上でヒトだけだろう】

他人と自分を比較するという不毛な行為。
これをしなくなるだけで、幸せになれる人は随分と多いはず。


このページのトップへ

一歩前進?

【ふた粒で我を支えし錠剤のいよいよ独り立ちの日が来て】

数年間服用してきた薬を半分に減薬することになった。
高額な薬なので助かるのだが、ちょっと不安でもある。


このページのトップへ

出発進行

【がっしゃんと車輪が回りゆっくりと動き始めた新しい年】

蒸気機関車のような重くてゆっくりの動きしかできないけれど。
ようやく今日になって色々が一気に前に向けて回り始めたようである。


このページのトップへ

ありふれたたとえではあるけど

 【三日月の切り屑になる爪を持つ女(ひと)だったなら君を許せた】

このところどうも気持ちが落ち着かなく、つい身近な人にも当たりがきつくなりそうになる。
三日月を見る度に「ああ繊細で綺麗な爪だな」と憧れを抱くのは昔からだ。


このページのトップへ